CONCEPT

CONCEPT1 設計理念1

日本には今でも、何千年何百年と時を重ねた建造物が多く残っています。神社仏閣に田舎の風景、それに山、川、海などの自然。故郷に帰ってきたかのようになぜか心惹かれます。

欧米化の流れを否定するつもりはありませんが、家づくりというジャンルにおいて、この国の風土に合うのはやはり木造建築ではないでしょうか。日本の家屋の良さは、建物全体が呼吸していること。そして壁や畳、障子、襖など木材でできたパーツがその役割を果たしてくれています。杉には空気を浄化する要素が、檜には浄化・殺菌の要素があり、松は粘り強く構造材に、栗は腐りにくく土台づくりに適している…日本人はそれぞれの木の特性を活かし続けてきました。

そんな木材をはじめとした自然の恵みと、大工、左官、建具師など職人の匠の技が融合することで、人にも地球にも優しく、いつでも受け入れられる家づくりが実現するのです。

CONCEPT2 設計理念2

仕様によって違いはありますが、古さが価値となり、美に変わる。これも木造建築の不思議なところです。もちろん建物も生きているので、正しく手入れしなければ、人が怪我したり病気になったりするように駄目になってしまいます。

外国ではその国の代表的建造物を見なくとも、街並みを見れば気候風土に合っていることがよくわかります。しかし、逆に海外の人が日本の住宅を見て、歴史や文化、国の誇りなど感じられるのでしょうか。日本人も自国の伝統や歴史、技術に自信を持って、住まいづくりに活かせば良いのに…と常々思っています。

和の良さに少しでも興味を持っていただけたら、私たちはうれしく思います。できる限り地元の材料を使い、先人の知恵も借りながら素敵な我が家を実現し、過去から今そして未来につなぐ。当社のスタッフがそのお手伝いをいたします。
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